ティンダロ・デ・ルカ②
ミラノの巨匠、故ティンダロ氏との思い出をもう少し。
思いがけず串カツディナーをご一緒した翌日、氏のトランクショーの合間に型紙の技術指導を頂く機会に恵まれました。
こうした経験が出来るのもストラスブルゴならではでしたね。今考えても夢のような時間でした。。
氏は前日の食事の時はとても気さくな一面を見せておられたのですが、ひと度仕事モードになるとまるで別人のような近寄り難いオーラを放っておられました。
ナポリでお世話になったパスカリエッロ親方も仕事中は真剣そのものでしたが、合間に突然歌を歌い出したりと、陽気な一面もありました。
同じイタリア人でも北と南とでは性格が違うと言われますが、正にその通りだなと。
ちなみに、当時ストラスブルゴでのトランクショーにおけるティンダロ氏のスーツの値段は100万円〜。
ドバイの王族にも服の注文のため招待されており、永久ビザまで発行してもらっていたとの事。完全に異次元の方でした。。