Raffaniello’s diary

サルトリア ラファニエロのブログです。

ウォッシュド デニムジャケット

新型コロナが流行してから、対面での販売が難しくなるかと予想し始めた既製品ですが、これもやってみると中々面白いものです。この生地で作ったらどうなるんだろう?と、半ば実験的に色々と展開してみております。そんな中、今回リリースした面白いアイテム…

3周年

お陰様で、本日無事にお店を開店して3周年を迎えました。 これもひとえに応援して下さるお客様と各社取引先様のご協力のお陰と、心より感謝申し上げます。企業が3年以上継続するのは全体の1割程度と言われております。 独立してお店を開業した時、とりあえず…

M様

今日は岡山からM様にご来店頂きました。昨年初めてMTMのジャケットをご注文頂き、それを着てご来店下さいました。 納品は配送でしたので、今回初めてご着用をこの目で確認したのですが、良い感じで身体に馴染んでおり、安心致しました。 まだ二十代前半と大…

ラグランコート完成

すこぶる久しぶりの投稿になってしまいました。コロナ当初は時間が出来ていたのですが、最近では逆に忙しくなってきております。一時は廃業も覚悟しましたが、大変ありがたい事になんとか年は越せそうです。今回は途中で止まっていたラグランコートのご紹介…

ラグランコート試作

お客様から熱烈なリクエストがあり、バルマカーン・コートの試作中。 ラグランスリーブなんて20年振りに型紙引きました。はてさてどんなものが出来るやら。。

ミラノの型紙

サルトの仕立てるスーツは、地域によってその作り方も様々のようです。ティンダロ氏の仕事を見学していてとても驚いたのが、型紙の違いです。 普通、型紙を引く時はその名の通り紙に線を引いて行くのが一般的だと思いますが、ティンダロ氏の場合はスレキにチ…

ティンダロ・デ・ルカ②

ミラノの巨匠、故ティンダロ氏との思い出をもう少し。思いがけず串カツディナーをご一緒した翌日、氏のトランクショーの合間に型紙の技術指導を頂く機会に恵まれました。 こうした経験が出来るのもストラスブルゴならではでしたね。今考えても夢のような時間…

ティンダロ・デ・ルカ

過去の写真を見ていて色々懐かしいものが出て来たので、ついでにご紹介を。今はもうお亡くなりになりましたが、ミラノの巨匠ティンダロ・デ・ルカ氏との一枚。 入社した翌日、偶然にもティンダロ氏の来日の日だったようなのですが、通訳担当の方が大阪に来ら…

ストラスブルゴ

スマホの機能に「○年前の今日」として、写真が出て来る機能がありますが、今日は何とも懐かしい写真が上がって来ました。ストラスブルゴに初めて出社した時の写真です。(ストラスブルゴ大阪店です。) もう6年も前の事になるようですね。それまで、サルト・…

新看板

緊急事態宣言もやっと解除になりました。もしかすると半年、一年と続くのではと恐れておりましたが、思ったよりも早く解除になったと思います。日本人一人一人の努力の賜物ですね。まだまだ第二波に対して油断は出来ませんが、取り敢えず一安心致しました。…

グレンチェック ダブルブレステッド

グレンチェック・ダブルブレストジャケット完成です。 使用生地はマーリン&エバンスのウール・シルク・リネンになります。 昨日、大阪もやっと緊急事態宣言解除になりました。まだまだ安心は出来ませんが、少しずつ元の生活が戻ってくる事を心から願います。…

極小

衿穴をかがっております。 このジャケットに関してはお客様のご要望で極小の衿穴にしております。衿穴の大きさも各テーラーによって微妙に個性が現れますね。 一般的には1.5cmが平均かと思います。 中には1.0cmと小さめに作る所もあれば、1.8cm位の少し大き…

時代が変わっても

袖縫い。 手縫い針で一針一針縫い上げていきます。締めるべき所、緩めるべき所を考えながら縫いのテンションを微妙に変えて縫っていきます。表地と芯地を最後にドッキングさせる「中綴じ」も同様です。 そう言えば、私も独立してから工場製MTMを取り扱うよう…

袖しつけ

服作りの大詰め、袖付け。 まずしつけで袖をぐるりと縫い付けて行きます。縫い付けた後は必ず袖の落ち着きを確認します。 袖が捻れずに綺麗に真っ直ぐ落ちているか。 袖の前側は自然に膨らんでいるか。イセは均等に入っているか。チェック柄の場合は横の縞が…

一枚衿・二枚衿

先日お客様から「衿は一枚衿ですか?」というちょっとマニアックなご質問を頂きました。上衿に表地を被せる際、一枚衿と二枚衿という2つの作り方があります。 基本、私が作るビスポークは一枚衿です。写真を見て頂くとお分かりのように、衿の下部分が波打っ…

上衿(その1)

今日は朝から上衿付けに取り掛かっておりました。 チーズボードが大分汚くてすみません(汗)たっぷり水を付けてアイロンを当てながら作業するため、使い込んでいるという事でご容赦下さい。。上衿が付いた後は、この様に硬めの芯を更に縫い付けて立体感を出…

横地の目

今日もお店で一人黙々と作業しておりました。コロナの感染者数も最近はぐっと減って来ましたね。東京で28人、大阪は6人。もうそろそろ緊急事態宣言の解除を考え始めても良さそうな気も。しかし韓国では再びクラスターが起こって来ているようですし、やはりま…

天日干しコットン

今日は夏のような暑さの1日でした。世の中はまだコロナの影響で社会はストップしたままですが、季節は確実に進んで行っている事を感じます。そんな中、取引先の生地商社にお邪魔したところ、面白い生地を見つけました。「天日干しコットン」です。 後染めの…

レスレストン

今日は大阪の中之島にあるシャツ専門店、レスレストンにお邪魔してきました。 中之島ダイビルの一階に店舗を構えていらっしゃいます。私のお店から徒歩で15分程度の距離で、ご近所同士になります。私が独立するタイミングでお客様を通じてご紹介頂き、以来2…

懐かしい雑誌

ゴールデンウィークでお休みを頂いていた間、家の本棚を整理しておりましたら、大変懐かしい雑誌が出てきました。18年前のメンズクラブ・ドルソです。この雑誌はメンズクラブの番外編みたいなもので、当時は確か年に4回発刊されていたものです。18年前、私は…

オンラインショップ開設

本日、オンラインショップを開設致しました。以前から頭の片隅には考えていたのですが、今回のコロナの影響を受け、今後必要になるものと判断し、開設に踏み切りました。開設にあたっては、先日ご紹介したBespoke Makers のRyoさんに全面的にお力添えを頂き…

照明

世間ではゴールデンウィーク真っ只中ですが、今日もお店で1人黙々と服を作っておりました。しかし今日の船場ビルディングはいよいよ静かで、仕事をしているテナントはほんの数軒。自分1人だけでビルを独り占めして仕事をしているようで、これはこれで贅沢な…

一周年

本日、ブログの運営会社からメールが届きましたが、このブログを始めて一周年との事です。途中からほとんどサボっていましたが、コロナを契機になるべく毎日更新していくように心掛けています。ブログを毎日書くというのは中々大変なものなのです。しかし、…

Bespoke makers

今日はとある打ち合わせで、久しぶりにBespoke makersのRyoさんにご来店頂きました。Bespoke makersとはインスタグラムでフォロワー数20万人を抱えるアカウントで、日本の様々な若手職人を紹介して下さっています。アカウント管理者のRyoさんには、インスタ…

ウォッシュド コットン

独立してから、ファクトリーメイドのラインも取り扱うようになりました。ファクトリーメイドについてはまた機会を見て詳しくご紹介出来ればと考えております。最近試しに作ってみて中々面白いなと思っているのが、洗い加工です。コットン生地でファクトリー…

手織りツイード仮縫い完成

手織りツイードの仮縫いの仕上げに入ります。肩入れ後、上衿付け。基本的に仮縫いは身頃のダーツ以外はすべてしつけで止めて行きます。上衿も仮縫いの時に必要に応じて外す事があるため、しつけでザックリと止めているだけです。とは言っても出来上がりのイ…

毛芯のダーツ分量

仮縫い作成中です。写真は服の土台となる毛芯を使っている所です。ビスポークの場合はこの毛芯も一から作って行きます。 三箇所の縫い目が見えるかと思いますが、こちらはダーツをつまんだものになります。(総手縫いなのでこちらも手縫いで仕上げております…

総手縫い

手織りツイードの仮縫い作成に入ります。今回は貴重な手織りの生地ですので、せっかくなら縫製も全て手縫いでという事で、総手縫いでの仕立てをご提案させて頂きました。サルト・ドメニカ時代はいわゆる副業として服を作っていた事もあり、全てのご注文を総…

手織りツイード

緊急事態宣言が出てから2週間が経ちました。そろそろ自粛の効果が現れる頃かなと期待していますが、今日も東京では132人との事。まだまだ余談を許さない状態ですが、個人的にはまずまず抑え込めているのかなと思います。ちなみに大阪は32名、こちらは少しは…

ツーピース・スーツ納品

リネンジャケットが完成して間も無く、早速お客様がお引き取りにお店にいらして下さいました。現在、緊急事態宣言が出ている状況ですので、お客様にご来店頂くべきか悩む所ですが、来店ご希望のお客様に関しては、アルコール消毒の用意と換気、マスク着用と…